陶板

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粘土の板に人肌とのフィットを見つけ、「陶の世界」にのめり込んでいきました。人肌と同じような雰囲気を感じたのです。

無垢の土の感触に、土そのものの素敵さを味わい、制作に夢中になるうちに、自然に土と「言葉の交換」ができるような世界に気付きました。

糸で切り取ったり、積み重ねたり、紐にしたり。そうした原初の土が、私に語りかけてくるのでした。

それらの土の切片を大切に配置した「陶の板」を、焼き続けたのです。

- 来住しげ樹

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